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GAME試合結果

2020-21シーズン トップリーグ 第6節試合結果

21.04.03(土)14:00キックオフ


クボタスピアーズ

サントリーサンゴリアス
26 合計 33
T G PG DG   T G PG DG
1 1 0 0 7 前半 3 1 2 0 23
3 2 0 0 19 後半 1 1 1 0 10

出場選手

# スターティングメンバー # リザーブメンバー
1 海士広大 16 杉本博昭
2 マルコム・マークス 17 羅官榮
3 山本剣士 18 北川賢吾
4 デーヴィッド・ブルブリング 19 青木祐樹
5 ルアン・ボタ 20 末永健雄
6 トゥパフィナウ 21 藤原忍
7 ピーター・ラピース・ラブスカフニ 22 岸岡智樹
8 バツベイシオネ 23 ライアン・クロッティ
9 井上大介
10 バーナード・フォーリー
11 山崎洋之
12 立川理道(Cap)
13 テアウパシオネ
14 ゲラード・ファンデンヒーファー
15 金秀隆

個人得点

氏名 T G PG DG
トゥパフィナウ 3     15
バーナード・フォーリー   1     2
ゲラード・ファンデンヒーファー   2     4
山崎洋之 1       5

入替・交替

種類 時間 背番号
入替 後半12分 8 → 20
入替 後半12分 10 → 22
入替 後半12分 13 → 23
入替 後半12分 3 → 18
入替 後半30分 5 → 19
入替 後半33分 1 → 17
入替 後半40分 2 → 16
入替 後半40分 9 → 21


レポート


トップリーグ2021レッドカンファレンス全勝対決となった注目の一戦は、春を通り越して初夏の陽気に恵まれ14時にキックオフ


注目のこの一戦は、チケット販売してすぐに売り切れ、当日は公式記録8,747人の観客数となりました。今季クボタスピアーズのファンサービス施策「#オレンジでいこう作戦」でのベースボールシャツ配布も、試合キックオフ30分前になくなり、メイン・バックスタンド共にオレンジ色に染まったホームの雰囲気の中、注目の一戦がスタートしました。




前半:リズムに乗れない前半16点差で折り返し

クボタスピアーズボールでキックオフ。



10番バーナード・フォーリー選手がドロップキックを高々と上げスタートを切ると、スピアーズのディフェンスで2フェーズ目*1でマルコム・マークス選手が完璧なジャッカル!早速のチャンスかと思われましたが、レフリーはこれをペナルティと判断。相手キックにより自陣まで攻め込まれてしまいまい、その後のディフェンスで反則を犯し、サントリーペナルティゴール成功で前半3分0-3と先制されてしまいます。
前半3分でクボタの2本のペナルティで3失点。
どれも紙一重のプレーでしたが、この試合こうしたペナルティ、そしてブレイクダウンの攻防が、ひとつのポイントとなります。


前半10分まで、クボタはほぼ自陣でのプレー。
拮抗した攻防で、緊張感のある時間が続きます。


そんな状況で、トライのきっかけを作ったのは強みのセットプレーでした。
中盤でのスクラムでペナルティを得ると、フォーリー選手のギリギリを狙ったタッチキックでゴール前に。ラインアウトからのモールを押し込み、崩れたところから連続攻撃を仕掛けると、第3節以来の出場となるトゥパ選手が密集のなか手を伸ばしグラウディング*2し、映像判定の結果トライが認められ、フォーリー選手ゴールキック成功で前半17分3-7と逆転します




強みを活かして、この試合初トライを奪ったスピアーズ、このままペースを掴みたいところです。


19分には相手のPG成功で6-7。
前半20分が過ぎて、互いにペースは譲りませんでしたが25分にキックパスからトライを許してしまいます。(11-7)




クボタは、まずは敵陣に入り攻撃したいところですが、ブレイクダウンで反則を取られ、この5節うまくいっていたフェーズを重ねて相手を崩す粘り強い攻撃ができません


そして31分にはフォーリー選手がイエローカードにより、10分間の退場で数的不利の状況になると、相手はテンポを上げ、キックを使い34分、37分と立て続けにトライを奪われてしまい、7-23と16点差で前半を終えます。




前半はペナルティも9つ。相手陣も入れず、クボタの長所のセットプレーで押し切ることができず、実力が出し切れていない印象となりました。
ただ、アタックでは、ディフェンスの穴を突いた攻撃で前にでることも出来ていますし、スクラムやラインアウトでは、機会は少なくても有利に立っています。
2トライ2ゴールでも追いつけない点差ではありましたが、選手たちは下を向きませんでした。



↑前半最後にペナルティゴールのチャンスがあったが不成功におわった




↑前半終了後、レフリーとコミュニケーションをとるラピース選手と立川選手


後半:課題をしっかりと修正し同点まで迫る!

ハーフタイムでフランヘッドコーチは「この結果に驚くことはありません。これが相手のしてくるラグビーで、予想していた通りです。後半は自分たちのラグビーによりフォーカスし、目の前のプレーひとつひとつに集中して、細かい部分にもこだわろう。我慢も必要になるでしょう。自分たちのプロセスを信じて後半も戦いましょう。」と選手たちを送り出します。



後半は、クボタの攻撃にリズムが生まれます。
相手ボールでキックオフしたボールをレシーブすると、自陣から粘り強くアタック。
徐々に徐々に敵陣に近づくと今度はサイドを大きく使うラグビーでディフェンスを散らします。
金選手、山﨑選手といった若いバックス選手が躍動感のあるランでラインブレイクし、徐々にチームに勢いを与えると、クボタ陣営が動きます。




後半12分に相手ペナルティゴール成功により7-26となったタイミングでプロップに北川選手、№8に末永選手、スタンドに岸岡選手、センターにクロッティ選手とバックスとフォワードでそれぞれ2枚ずつ入れ替え。
前節までの交代タイミングよりやや早いタイミングでのこの交替が、後半の反撃の始まりでした。




後半14分から敵陣からのクボタのモールでアドバンテージ*3をとると、まずはバックスで1つラックを作ります。その後、モールから起き上がってきたフォワード陣がさらに近場を突進。マルコム選手が前に出てラックを作ると、バックスに展開と見せかけて6番トゥパ選手にボールを渡すとディフェンスの間のギャップをラン。スペースがある状態でボールをもらったトゥパ選手はゴール前直前で相手ディフェンスをかわし、ほぼ中央にトライ。ゴールも成功し後半16分で14-26とします。








このトゥパ選手の力強いトライが、ゲームの流れをクボタに引き寄せました。
この後のリスタートで、クボタはボールをキャッチすると、蹴らずに外に展開。
この後のアタックは前半までのアタックとはまるで別。ボールキャリアが前に出てラックを作るとサポートする味方がブレイクダウンを一掃、クリーンに出たラックからハーフ井上選手がボールをテンポよく出すと、走りこんできたランナーたちがいくつものオプションを持ちながら突進。
相手に的を絞らせない、かつ準備する時間を与えないアタックの勢いは、9フェーズをかけて、敵陣まで入り込みます。
そして、10フェイズ目。クロッティ選手が敵ディフェンスの穴を見つけると、井上選手がフラットで短いパスを出し、クロッティ選手が突破。倒れながらもボールを味方に渡し、左外に展開すると、金選手がステップで相手ディフェンス2枚を引き付けて、大外の山﨑選手へ。
山﨑選手はライン際の狭いスペースを追ってくるディフェンス3人を振り払いインゴールに滑り込みトライ。難しい角度のゴールをゲラード選手が決め、後半20分26-21と1トライ差に詰めます。








会場はクボタムード
スクラムの度に、会場に響く手拍子やジャバラハリセンを叩く音は、声を出せない観戦スタイルでも選手に勇気を与えます。その応援に力を受けたか、後半25分から組み続けた中盤のスクラムでは相手ボールからフリーキック、そしてマイボールにしてペナルティを奪います。






そのスクラムから得たゴール前ラインアウトのチャンス。
ラインアウトモールのオプションがバリエーション豊かなクボタは、4人でのラインアウトからモールを組むと、1番海士選手、2番マルコム選手、4番デーヴィッド選手、5番ボタ選手、6番トゥパ選手、7番ラピース選手の強力なメンバーで一気に押し込みライン際ギリギリにトゥパ選手がトライ。
この日3トライ目となるトゥパ選手のトライで、試合終了まで残り10分で26-26の同点に。最大19点差あったスコアから、一気に同点まで追いつきました。






流れはクボタ。選手たちの消耗は激しいでしょうが、会場の応援もあり、選手たちは勝ち越しを目指し戦います。


自陣からのディフェンスで、激しい接点を見せて、追加点を与えまいと粘りますが、後半38分。
トライ&ゴールを奪われ26-33と勝ち越されてしまいます。




試合は残り2分。
クボタはフッカーに杉本選手、ハーフに藤原選手を投入し、トライ&ゴールで同点を目指します。




そして、ラスト1プレー、選手たち自ら「誇りを持っている」と話すモールでクボタはトライを目指しましたがタッチに押し出され、ノーサイドとなりました。





後半は完全にペースを掴んだだけに、惜しい敗戦でした。


前半の失点が響くところでもありましたが、前半は選手たちにとって混沌とした状況だったと思います。過去のクボタであればさらなる失点を重ねた場面だったかもしれません。その中でも、前半を追いつける点差で折り返し、後半自分たちの力で流れを引き寄せたことは、チームの成長を感じました。
自信や落ち着き、そして自分たちのやるべきことにフォーカスするメンタル面もそうですし、前半の修正ポイントをしっかりと修正できたのは、日々の練習と選手たちが同じ方向を向いて戦っているからこそだと思います。


そしてなにより、会場をオレンジに染め、声を出せなくても応援を送り続けたファンの存在は、身体的に過酷な状況の選手たちに力を与えました。
応援スタイルは変わっても、ファンの存在はチームに欠かすことはできない。改めてそう思わされる試合でもありました。


★現在の順位
クボタスピアーズはこの試合で勝ち点1を加え、合計24点でレッドカンファレンス2位に位置しています。


★この試合のハイライト映像はこちらです↓
https://www.youtube.com/watch?v=heHQ2vP8g5c



【フラン・ルディケヘッドコーチのコメント】

「まずはこのようなすばらしい環境で試合ができたことを感謝したいと思います。ファンの方々も多く会場に来ていただき、日本のラグビーの成長を感じました。 試合は、どちらに転んでもおかしくないタイトなゲームでした。ただ前半の部分を修正して、後半戦えたのはポジティブにとらえています。今後も私たちはより良いラグビーを目指しますが、この試合は私たちが成長する上で大きな一戦だったと思います。またトヨタ自動車ヴェルブリッツ戦に向けてしっかりと準備したいと思います。 ハーフタイムでは、規律とボールを持った状態でのプレッシャー・ブレイクダウンを制すことを伝えました。あとは、立川キャプテンはじめリーダー陣が、パニックにならずフォーカスポイントをしっかりと伝え、後半に挑みました。」




【立川キャプテンコメント】

「私たちの望んだ結果ではありませんでしたが、たくさんの方々が会場に足を運んで着頂き、素晴らしい雰囲気の中、試合ができたと思っています。
試合については、前半なかなか流れに乗れない中、後半修正し、追いつけたことは成長を感じました。次戦にこの結果を活かしていきたいと思います。
ハーフタイムでは、相手のジャッカルで苦しんだのでブレイクダウンの修正と、ディフェンス面での規律について選手間で話し合いました。レフリーともいいコミュケーションが取れましたので、ストレスなく、自分たちのプレーをしっかりと修正することができました。」



【ラピース選手コメント】

「試合前からフィジカルな戦いになると思っていましたが、その通りになりました。後半、ペースを握ってからそのまま逆転したかったです。相手はブレイクダウンでプレッシャーをかけてきましたが、お互いにそうして競り合って試合するのがラグビーです。今後もこうした面を楽しみながらプレーしたいと思います。」



【藤原選手コメント】

「リザーブとしてベンチにいるなかで、クロッティ選手とリザーブ選手がどのような仕事をしなくてはいけないかを話し合っていました。今回は、終了直前の出場となりました、今後はこうした局面の時に、自信をもってフランコーチが交替したいと思えるスクラムハーフになりたいと思いました。」




【ピックアップ写真】


↑試合後のラピース選手と藤原選手



↑トゥパ選手はこの試合3トライ。第3節以来の出場で大活躍を見せた




↑チームに勢い与えるプレーを見せた山﨑選手と金選手



↑後半出場のクロッティ選手は間違いなくゲームにインパクトを与えた



↑末永選手は前半の修正点でもあるブレイクダウンで力を発揮。鋭いタックルも見せた



↑北川選手は、少ないスクラムでしっかりと強さを見せて同点に追いつくきっかけを作った


【ラグビー用語解説】


1.フェーズ
スクラムやラインアウトからカウントされ、ラックやモールが形成さえる度に1フェーズ、2フェーズと繰り返される。
2.グラウディング
ボールを地面につけること
3.アドバンテージ
相手反則があったが自チームが有利な場合、そのままプレーが続けられること。
アドバンテージは反則により時間の長さは違うが、アドバンテージ中に自チームに優位でなくなった場合はアドバンテージの原因となった反則からの再開となる。



【次戦のお知らせ】

トップリーグ2021第7節 
相手:トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦
日時:4月11 日(日) 13時キックオフ
場所:東大阪市花園ラグビー場


チケット情報
https://www.top-league.jp/ticket/


TV放映
J-sports3にて4月11日(日)17時30分から放送
https://www.jsports.co.jp/program_guide/03/12/90048_3240345/
J-sportsオンデマンドにてライブ配信
https://jod.jsports.co.jp/p/rugby/topleague/90048-L


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