いつもクボタスピアーズを応援して頂きありがとうございます。
シーズンが終了し、スピアーズとして各個人賞が発表されました!
MVP
まずはシーズンもっとも活躍した選手に贈られるMVPの発表です。
今シーズンのMVPは・・・・
末永 健雄 選手!!
末永選手はオープンサイドフランカーとして今季トップリーグ全試合でほぼフル出場し、攻守ともにチームに貢献しました。スピードと強いフィジカルを併せ持つ今季2年目の末永選手は、タックルはもちろんボールキャリアとしても実力を発揮。大柄の外国人選手が目立つ第三列において、178cm95kgという決して大きくはない体形ながら、この激戦区ポジションのレギュラーを見事につかみ取り、勝利に貢献しました。
常に安定したパフォーマンスを見せている末永選手ですが、特に圧巻はトップリーグ順位決定トーナメント3回戦vsリコー戦の後半で見せた相手タックラー4人を突破したトライです。
今後も活躍が期待される末永選手にぜひ注目してください。
Best FW賞
次に、ベストフォワード賞です。
今季スピアーズ好調の理由のひとつが、フォワードの強さがあります。スクラム・ラインアウトのセットプレーの安定感はもちろん、攻撃においては相手のディフィンスを崩すために、何度も立ち上がってはディフィンスの壁にぶち当たるハードワークが求められます。
そのスピアーズフォワードの核となった選手に贈られるベストフォワード賞を受賞したのは・・・・
ルアン・ボタ 選手!!
今季加入の大型ロックのボタ選手はトップリーグでは順位決定トーナメント3回戦以外の試合すべてに出場しました。205cm120kgの体躯を活かしたセットプレーでの活躍はもちろん、ボールキャリアの回数も多く、ボールを持てば必ずゲインを切るハードワーカーです。 また、スーパーラグビーシャークスのキャプテンを務めていたこともわかる通り、強いキャプテンシーを持っており、ゲームの要所で必ずチームメイトに声をかけ、自ら体を張り続けることでチームを引っ張る姿は、今季1年目ながらチームにとってなくてはならない頼もしい存在です。
Best BK賞
次に、ベストバックス賞です。
今年のスピアーズは例年に比べ、確実にトライが取れるチームに成長しました。それはバックスの決定力に他なりません。また、アタックだけでなくスピアーズのラグビーはエリアの取り合いにも勝つことも重要です。クボタウェイを実行するバックスの影響は、勝敗を左右します。そのバックスで最も輝いた選手は・・・
井上 大介 選手!!
井上選手は、自身のコメントでも今季はこの賞を獲りに行った!というだけあり、今シーズンにただならぬ覚悟を持って臨みました。その覚悟が伝わるパフォーマンスは、例年になく冴え渡り、、パス・キックでゲームメイクし、ディフィンスでは大きな選手にも怯まない強気なタックルを連発。また、コミュニケーション能力も高く、フォワードとバックスを繋ぐ存在として、今季のスピアーズの勝利に貢献しました。
↑トップリーグカップvs神戸製鋼戦でバツベイ選手のトライを演出した相手に囲まれた中でのオフロードパスはさすがの一言。
Breakthrogh Of The Year
次に今シーズン最も成長した選手に贈られるこちらの賞です。
受賞者は・・・・
川向 瑛 選手!!
川向選手は今季スピアーズ2年目のスタンドオフです。
170cmという身長で決して大きくはない選手ですが、彼のラグビーセンスはチームでも突出しています。
今シーズンはトップリーグ第5節のリコーブブラックラムズ戦からスタメン出場。
その試合では、優れたゲームメイクで勝利を生むだけでなく、自らトライを獲りました。
トライを獲りに行けるランニングプレーや瞬く間に外に展開するロングパスも彼の魅力ですが、なかでも目を引くのは川向選手のキックパスです。
相手のディフィンスをよく見てのキックパスは、相手だけでなく見ている人の意表を突くスペシャルプレーです。川向選手は今シーズンこのキックパスで幾度ものトライを演出しました。
KUBOTA MAN賞
最後はクボタマン賞です。グラウンドの中でも外でもチームのために貢献してくれた選手に贈られる賞で、もっともチームメイトから尊敬される選手に贈られる賞です。
今年のクボタマン賞受賞者は・・・
後藤 満久 選手!!
後藤選手は11年目の33歳。フォワードの核となるポジションであるフッカーを務めるベテラン選手です。グラウンド内でのパフォーマンスはもちろんですが、試合に出場しない時でもチームファーストで、献身的な言動や行動をしています。 そんな後藤選手を象徴するのが以下3枚の写真です。
↑TL第4節vsホンダ戦で決勝ゴールを決めたゲラード選手に一番に飛びつく後藤選手
↑TL順位決定トーナメント2回戦でNTTcomに敗戦を喫した試合直後に、立川キャプテンに何か耳打ちする後藤選手
↑TL Cup vs神戸製鋼戦で劇的勝利を収めた直後、一番最初に立川キャプテンに握手する後藤選手
このように後藤選手は、グラウンドの内外問わず、勝敗問わずにチームを一番に考えて、行動する選手です。今後の後藤選手にぜひご注目ください。
以上、今季の個人賞でした。
今回選ばれた選手たちの活躍、そして来季はどんな選手がノミネートされるのか、今から楽しみです。