スタンドオフとして活躍し、スピアーズ在籍11年間で86試合に出場した森脇選手。華々しい実績ですが、数多くの苦難や葛藤を経て、ここまでのキャリアを積んできた苦労人でもあります。ヒデの愛称で親しまれる森脇選手は、一見するとラグビー選手とは思えないスリムな体格ですが、たくさんの練習で身に着けたパスとキック、スマートなゲームメイクで、常に第一線で活躍し続けました。入団1年目の日本選手権で公式戦デビューすると、徐々に頭角を現し始め、その後レギュラーに定着。外国人選手も多い激戦区ポジションでレギュラーとして試合に出続け、スピアーズの勝利に貢献しました。
特にプレスキックの安定感は、キャリアを積むごとに増し、今シーズンはほとんどのキックを外していません。
だれに対しても優しく接し、グランドにだれよりも早く来て、体のコンディショニングを整える姿は、すべての選手のお手本でもありました。
そんな森脇選手から、以下の通りコメントを頂いています。
【森脇選手コメント】
①印象に残る試合(もしくはエピソード)
2014年の東芝戦
このシーズンで個人として結果が出なければラグビーを辞めようと思っていたシーズンでした。チームは開幕から連敗していた中、東芝戦でチャンスをもらい勝利できました。家族も感動してくれて、この試合がきっかけで、選手として長生きできたと感じていますし、ターニングポイントとなった試合だと思います。
②スピアーズファンに向けてメッセージ
いつも応援していただきありがとうございます。
11年間スピアーズで頑張れたのはファンの皆様の応援があったからできた事です。ファンの皆様にお会いした時には声をかけていただいたり、差し入れをいただいたりといつも感謝の気持ちでいっぱいでした。
これからは私も皆様と同じスピアーズファンの一員になります。
一緒にスピアーズを支えていきましょう。
よろしくお願いします。
本当に11年間ありがとうございました