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NEWSニュース・トピックス

2020.01.24 ニュース・トピックス

vsNTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦マッチプレビュー

マッチプレビュー

前節の二節目にして待望の勝利を手にしたクボタスピアーズ。
現在勝ち点4で11位の順位にいる。
今シーズントップ4以上を狙うクボタスピアーズにとって、ここから連勝を重ね、長いシーズンを序盤から勢い付けていきたいところだ。


相手は、同じ千葉県を拠点とし、トップリーグで最も近所に位置するチーム「NTTコミュニケーションズシャイニングアークス」
隣接していることから毎年必ず練習試合も行われ、スピアーズにとっては馴染みのある相手だ。しかし、ここ数年の順位は常にNTTコミュニケーションズが上位におり、練習試合を通して善戦こそはするもののなかなか勝利できていない。


相手の昨シーズンの順位は5位と、クボタスピアーズに同じくベスト4以上を今季のターゲットとしているであろうことから、今季の最終順位で競り合う可能性が高いチームだ。


そんな相手に対し、クボタスピアーズは過去の戦績や試合内容を払拭する一戦とし、この一戦を勝つことができればチームに大きな自信と勢いを与えることだろう。


この千葉県同士の対決(千葉ダービー)の決戦は大阪で行われるが(ホームスタジアムを持たないチーム同士のカードはトップリーグ側で会場を選定し、例え千葉ダービーであろうとも千葉で行うとは限らない。)両者負けられない激戦になることは必至だ。


見どころとしては特に、相手のグラウンドを広く使うアグレッシブな攻撃に対して、クボタスピアーズディフェンスがどうプレッシャーを与えて、相手の好きなようにさせないか。
フォワードバトルやブレイクダウン近辺で相手を制圧し、いかにペナルティを少なくゲームを展開するか。
また、クボタスピアーズの得意とするセットプレーからのアタックを確実にスコアに繋げるとともに、適切な判断でペナルティゴールを奪い、コツコツと得点を重ねられるか。
などがある。
なにより各国代表が揃い、スター選手も多い両チームの高レベルな戦いは、ラグビーに目の肥えた関西のファンも熱狂する試合になることだろう。



過去NTTコミュニケーションズシャイニングアークスとの戦績(2015年より)

2018年12月8日 12-36●
2017年12月24日 23-17〇
2017年1月14日 17-27●
2015年11月29日 9-34●


↑昨シーズンの試合前の様子


注目選手

今回の試合はマッチアップに注目したい。
なかでも各国代表同士の試合中のマッチアップはワールドカップの興奮を再熱させる。
日本代表屈指の強力ランナーである相手ナンバー8に対して、同じく日本代表のオープンサイドフランカー、クボタスピアーズでも今季は7番を背負うラピースがディフェンスでどう対抗するか。


後半、クボタスピアーズ23番フェルミューレンのインパクトプレーヤーとしての投入で、相手2番との南アフリカ対決も見ることができれば、世界トップレベルのフィジカルバトルが見ることができるだろう。


しかし、今回はゲームコントロールという点でこの選手に注目したい。


10番 バーナード・フォーリー


前節よりスタメン入りし、正確なゴールキックで13得点しマンオブザマッチを獲得。
また、冷静なゲーム運びでチームをコントロールすることで、ホンダヒート戦の苦しい状況を逆転勝利に結びつけた立役者でもある。
正確なゴールキックはもちろん、ボールタッチが早く正確で鋭いパス、そしてチームメイトに適格に指示し、視野広く適切な状況判断をする統率力はオーストラリア代表「ワラビーズ」で71キャップもの経験値に裏付けされたものだろう。

試合の入りの10分、疲れの見え始めた後半20分、そして勝つか負けるかの状況であればタフな選択が要求されるノーサイド直前など、あらゆる局面で彼の経験値とスキルが活かされる。

また、相手10番とのワラビーズスタンドオフ対決も見逃せない。互いにRWC2019を同じチームで戦ったもの同士のこの対決は、日本のラグビー界だけでなく、世界が注目するマッチアップといってもいいだろう。
今節はバーナード・フォーリー選手に注目を。


↑開幕戦での観客席。今季加入のフォーリー選手がいかにラグビーファンに支持されているかがわかる




教えてスピアーズ!

ラグビーを良く知る人も、これからラグビーを知りたい人も、ラグビーの様々な疑問に答える「教えてスピアーズ!」
今回のテーマは・・・

「出血交替ってどうゆうこと??」



ラグビーの試合を見ていると出血交替ってよく耳にしますよね。
なかなか他のスポーツでは聞くことはないのではないでしょうか。
ラグビーでは一時交替は認められていないはずなのに、出血交替の場合は一時退場した選手が戻ってプレーに参加したりします。


また、出血交替は、ラグビー関係者からすると
「なんだ出血交替か、大きな怪我じゃなくてよかった。なんセンチ切ったんだろう。」
程度のリアクションですが、一般の方からすると
「え!?出血!?大怪我じゃん!大丈夫!?
ってゆーかなんで出血しちゃうの!?」

と、リアクションにもだいぶギャップがあります。

今回はラグビーでよく耳にする出血交替の謎を探ります。
専門的な知識が必要なのでこの方に聞いてみました。




クボタスピアーズの櫛田 慎一トレーナーです。
櫛田トレーナーは2016年にクボタスピアーズに入団した若手トレーナーです。
いつも選手を最高の状態でグラウンドに立たせるために、治療やテーピングを行うチームの縁の下の力持ち的存在です。早速聞いてみましょう!


出血交替ってなぜ行うのでしょうか?
「出血している選手の血液の喪失を防ぐだけでなく、血液を介して感染症が他の選手にうつるのを防ぐために止血、傷口の被覆等の処置を必要とするからです。」


なるほど!出血した選手のためだけでなく、周りの選手のためにも止血しなければならないのですね!では、その出血交替の時間や回数って決まっているのでしょうか。
「出血による一時交代は15分以内ですが、脳震盪も併発していた場合はHIAの実施もしなければならないので17分になります。一時交替の回数は決まっていませんが、同じ選手が同部位の出血で複数回一時交替した場合は、止血困難な傷と判断されて交替を要求される可能性もあるかもしれません。」
※HIA・・・Head Injury Assessmentの略。専門的な講習を受けた担当者(ドクター)により脳振盪を確認による一時退場のこと。


確かに何回も出血していたらラグビーどころじゃないですね。では実際に出血してしまった場合はどのような方法で止血するのでしょうか。
「主な止血方法は
1.直接圧迫止血法(傷口を直接抑える) 
2.止血帯止血法  (止血帯で縛る)
3.止血点圧迫止血法 (出血部より心臓に近い動脈を圧迫する方法)
がありますが、基本は 直接圧迫止血法で処置します。
場合によっては、スキンステイプラー(医療用ホチキス)を使用することもありますよ。
その場合は、出血による一時退場時に麻酔なしでホチキスで仮止めして止血を行い、試合に戻り、試合終了後にドクターが縫合しますね。」


え!?ホチキス止め!?しかも麻酔なし!?
出血自体の怪我も含めて、痛くないんですか!?

「試合中は興奮しているためあまり痛がる選手は居ませんが、やはり痛いでしょうね。
傷口の洗浄時には悲鳴を上げる選手もいます。」


そりゃそうでしょう。絶対痛いです。
ところでラグビーでは出血はよくあることなのでしょうか?

「アメフトなどと違い防具などは着用しないため肌の露出が多く、擦り傷、切り傷のみでなく、頭と頭など硬いもの同士がぶつかったときに皮膚が裂けたり割れてしまって出血する場合も多く、出血はとても起こりやすいです。」


なるほど!切れて出血する場合だけではないのですね!確かにタックルやラックやモールでは頭や膝など固い部分同士があたるシチュエーションが多そうですもんね!
櫛田トレーナーありがとうございました!


出血交替について理解が深まったでしょうか?
これから出血交替した際は、「今頃ロッカーでがんばって止血しているんだな」など考えてみるとプレーに戻った際に、より応援に力が入るかもしれませんね!!



↑ホンダヒート戦で出血交替から止血を終えてプレーに戻ったラピース選手。戦う男感満載ですね。


以上、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦のマッチプレビューでした。
クボタスピアーズへの応援お待ちしております。


文:クボタスピアーズ広報担当 岩爪航
写真:チームカメラマン 福島宏治

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