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2020.05.20 ニュース・トピックス

2019年度退団選手コメント(四至本侑城選手)

四至本侑城
年齢:31歳
ポジション:No.8、フランカー
スピアーズ在籍:2011-2020(9年間)
スピアーズcap数:78cap


「KT! Hard work! Give it soul! Win the game! We are SPEARS!」


クボタスピアーズの勝利後のロッカールーム、チーム全員で叫ぶチームクライをリードする姿にいつもこの人がいました。四至本侑城選手のパフォーマンスはこのクライのメッセージをそのままグラウンドで表現したようなプレースタイルです。


ハードワークをして、自分のプレーに魂を込め、相手に勝ち、勝負に勝つ。
ラグビーの醍醐味であり、最も精神的要素が強い部分でいつもチームを引っ張ってくれる存在が四至本選手でした。


激しい接点、ダイナミックならラン、ブレイクダウンでの攻防、ラインアウトやモールでの確実な仕事ぶり、実は器用な一面があることをのぞかせるパス(パスダミー含む)やステップ。
彼の多彩な能力はどのプレーでも発揮されますが、最大の魅力はフィールド上での四至本選手を見ているだけで「なにが起こるかわからない」「なにかしてくれそう」といったワクワク感を期待してしまう選手ということです。四至本選手のプレーには、そうした言葉では説明できない、そして数値化できない「なにか」があります。


試合開始前のキックオフ直前、選手交代の瞬間、ボールを持った瞬間、そうした試合中の一瞬一瞬に彼の存在が際立ちます。そして、その期待は裏切られることはありません。
そうした頼もしさは観客席で見守るファンだけではなく、チームメイトやスタッフにもエネルギーと自信を与えてくれます。


彼の存在によってチームが息を吹き返した瞬間がどれだけあったか、彼のプレーや言葉によって頑張れた選手がどれだけいたか。それほど、四至本選手はチームに影響力のある存在でした。


あまりにも激しく体を張ったプレーは消耗も激しく、シーズン終盤は怪我に悩まされましたが、グラウンド外でも真のクボタマンとして、チームのために貢献してくれました。
相手チームの分析といったチーム戦術に関わることから、ファンサービスや試合中のテント業務といったチーム運営に関わること、そして社業においてもその人柄と一生懸命な態度は活かされています。


そんな四至本選手より、コメントを頂きましたのでご覧ください。


①クボタスピアーズ在籍中の最も印象に残る試合やエピソードを教えてください。

「私の最も印象に残った試合は、2019年 TL カップ戦決勝 クボタ VS 神戸製鋼戦です。
クボタスピアーズ入団9年目で、初めてのタイトルを狙える試合で、私にとって特別な試合でした。
2019年のトップリーグカップ戦は、日本開催のW杯の影響もあり、例年とは異なった形式でリーグ戦が行われました。
リーグ戦は全て勝利し、プレーオフトーナメントの準決勝では、東芝とロスタイム終了間際、ゴール前まで攻められ、チームが一丸となって守り抜き31-24で勝利を収めました。
この試合に勝った瞬間、「次はファイナルや!!」とすごく興奮しました。


決勝戦は23番の控え選手としてチームからメンバーに選出頂き、本当に感極まって、すぐに嫁さんに連絡をしました。
試合会場は、長年プレーした思い入れのある、花園ラグビー場でした。
もともと出身が大阪で、岬ラグビースクール時代から何度も足を運んだ特別な場所です。


試合はみなさんご存知のとおり、7-43で完敗でした。
チャンピオンチームの神戸製鋼からは、何が足りなくて何が通用するかは、チームとして学び、肌で感じることができました。
ただ、決勝戦で優勝するチャンスを逃したこと、とても残念でならなかったです。


実は私にとって、この試合がラグビー人生最後の試合になりました。
ここ、2.3年は首のケガに悩まされて、手術をしたり、練習を休んだりと思うようにプレーできないことが多々ありました。
もう、ラグビーできないのではと思ったこともありました。


家族・チーム・職場のみなさん・メディカルスタッフの吉田さんからサポート頂いたおかげで、ここまで現役を続けることができ、そしてカップ戦ファイナルの舞台に立てたことは、選手として誇りに思いますし、心から感謝します。
そして、ここまでラグビー(23年間)を続けることができる体に産んでくれ、育てくれた両親には改めて感謝します。


いろいろな思いが詰まった、私の中で特別な試合になりました。」



②クボタスピアーズのファンに向けてメッセージをお願いします。

「長年、熱い応援頂きまして本当にありがとうございました。
みなさんに、応援して頂いた一言一言が私の財産です。
あるファンの方に「四至本選手のプレーは見ていて、元気をもらえるし、プレー中の雄叫びを聞くと笑える!また試合を見に来るね」と声をかけて頂きました。
とても、嬉しかったので今も鮮明に覚えています。
私のプレースタイルはまさにこれにつきました。
チームに勢いを与えること、エナジーを与えること、これに全てをかけていました。
この声をかけていただいた時、ファンの方々も一緒に戦ってくれている!と改めて確信を持てました。
寒い冬の日、大雨の日、傘をささずに応援してくれていたファンの姿。観客席をオレンジ色一杯に染めてくれたファンの皆さん。
毎週、船橋の練習グラウンドに激励に来てくれた、かわいい子どもたち。
そして、何よりチームが敗戦して落ち込んでいるときも「次も応援に来るから頑張ってよ!」と声を大勢かけていただきました。
この経験は私のラグビーをする上での原動力になりました。


スピアーズはまだまだ強くなります。


私はチームを退団しますが自分がそうしてもらったように、みなさんと同じように応援し続けたい!と心から思っています。


最後に、世間は大変な状況が続いていますが、以前のようにラグビーを気持ちよく観戦できる日が必ず訪れます。
その日まで、体をご自愛してください。
またグラウンドでお会いしましょう!


四至本侑城」


【四至本侑城選手写真を紹介】




↑四至本選手自身が思い出の試合と語るトップリーグカップ2019決勝時の写真。右から二番目に写る選手が四至本選手




↑同期でもある杉本選手と





↑トップリーグカップ2018 サニックスブルース戦ではゲームキャプテンも務める



↑トップリーグ2016サニックスブルース戦ではマンオブザマッチも獲得




↑フィールドに立てない時期もチームのためにハードワークし続けた




四至本選手、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

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