GAME試合結果

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 第5節試合結果

24.01.14(日)14:30キックオフ


クボタスピアーズ
合計 38
T G PT PG DG
前半 2 2 0 1 0 17
後半 2 1 0 3 0 21
VS
合計
 
前半
後半

コベルコ神戸スティーラーズ
合計 34
T G PT PG DG
前半 1 1 0 0 0 7
後半 4 2 0 1 0 27

出場選手

# スターティングメンバー
1 海士広大
2 デイン・コールズ
3 松波昭哉
4 ヘルウヴェ
5 デーヴィッド・ブルブリング
6 ピーター・ラピース・ラブスカフニ
7 末永健雄
8 ファウルア・マキシ
9 藤原忍
10 立川理道(Cap)
11 木田晴斗
12 リカス・プレトリアス
13 テアウパシオネ
14 根塚洸雅
15 ゲラード・ファンデンヒーファー

リザーブメンバー

# リザーブメンバー
R 杉本博昭
R 紙森陽太
R 才田智
R ルアン・ボタ
R トゥパフィナウ
R 岸岡智樹
R ハラトア・ヴァイレア
R 金秀隆

個人得点

氏名 T G PG DG
デイン・コールズ 2   10
ゲラード・ファンデンヒーファー   3 4 18
藤原忍 1   5
リカス・プレトリアス 1   5

レポート

第5節はビジターゲームとしてノエビアスタジアム神戸にてコベルコ神戸スティーラーズと対戦しました。相手は2勝2敗、スピアーズは1勝3敗のここまでの成績で対戦した本節、共にこの試合で勝利して弾みをつけたいところ。

スティーラーズとは10月に行われたプレシーズンマッチでは33対35で敗戦しているものの、前半の内容も良く手応えがあった一戦でした。

それから相手もワールドカップに出場していた選手を補強し、今シーズンはその高い得点力に磨きがかかっているチームです。

スピアーズはこの相手に、前節とほぼ変わらないメンバーをラインアップ。直前でリアム選手がコンディション不良により外れるものの、根塚選手が第2節ぶりに公式戦に出場し、エネルギー溢れるメンバーで試合に臨みました。



前半:敵陣で確実にスコアしいい防御で点差を着ける

スピアーズボールでキックオフした前半、スピアーズはディフェンスで相手に激しく襲いかかります。
相手が蹴り出そうとしたボールに藤原選手や末永選手がチャージを狙いマイボールとすると敵陣でプレー。

その後も、藤原選手のキックからプレッシャーをかけたところでゴール前ペナルティのチャンスを得て、ラインアウトを選択します。


フォワード陣は、このチャンスをしっかりと活かしてモールを押し込み最後はデイン選手がトライを決めて先制を獲得。ゴールも決まり、前半5分で7対0とします。



その後、リスタートから相手にゴール前まで食い込まれる場面もありますが、これを規律よいディフェンスで耐え、相手陣へ。リズムの良いアタックで前にでるとスティーラーズはペナルティ。ゴール正面ということもありゴールを選択し、10対0とします。


ただ相手もスピアーズ陣に入ると、その攻撃力を発揮。
16分にはセットプレーから一気にトライを取られ、10対7と追いつきます。

直後にはまたモールからデイン選手がインゴールにボールを抑える場面もありましたが、これがTMOの判定の結果トライが認められず。
26分にもファンデンヒーファー選手がゴールキックを外し、点差を広げることはできません。

そんななか、キックオフ直後からアグレッシブなプレーを見せている藤原選手が見せます。
立川選手のコンテストキックからファンデンヒーファー選手が相手と競り合うと、転がったボールを藤原選手がキャッチ。キャッチするや相手の背後のスペースを見逃さず、すぐにキックを転がすと自ら走り込んでインゴールにダイブしてグラウディング。
ゴール決まり28分に17対7と10点差をつけます。


このままペースを握りさらに点差を広げたいところでしたが、前半の中盤以降からプレッシャーをかけられていたスクラムをきっかけに35分に自陣に入り込まれます。
前半終了間際まで、ゴールラインを背負ってディフェンスする時間となりますが、規律よく激しいディフェンスを見せ続け、相手のチャンスを断ち、追加点を与えず17対7で前半を折り返します。





後半:相手が攻撃面を修正し取り合いのシーソーゲームへ

相手ボールでキックオフした後半。序盤の流れは前半とは逆の展開に。

後半5分に自陣で相手の攻撃を受け続け、トライを許すと、キックカウンターからディフェンスを突破されトライを許し同点。ゴールキックも決まり8分に17対19と逆転を許します。


相手は前半までと違いアタックの精度が高められ、スピアーズがディフェンスで粘っても勢いを断つことができません。

ここからは互いに取って取られてのシーソーゲームが続きます。
11分、13分、15分と互いにペナルティゴールを決めると、20分にはラインアウトからのデイン選手の突進で勢いを作りフェイズを重ねて、再びデイン選手がボールをもらってスピンを使って密集をかいくぐるようにしてトライ。


また、その後さらにペナルティゴールで連続得点し、相手を突き放したかのように思えました。

ただ相手も経験豊かなリザーブ選手を後半途中からピッチに出し、逆転に向け猛追。


25分に自陣で犯したスピアーズの反則を、スティーラーズはショットを狙わずタッチに出してラインアウトを選択。
ここからの15フェイズ近く相手の攻撃を食い止めますが、最後は止めきれずトライを献上。ゴールも決められて33対29と4点差に。


時間は残り10分。ここまでの2試合、僅差の試合に屈しているスピアーズ。ここで取り切り自分たちの信じてきたラグビーを証明したいところ。試されるのは集中力、そして実行力。
ここでスピアーズは、岸岡選手や金選手といったリザーブ選手たちを全員を使い切ります。


ところが、この日のクライマックスは最後の6分間にありました。34分に立川選手がさらに追加点を加えようとドロップゴール。惜しくも入りませんでしたが、その後スピアーズ陣形が乱れたところで、相手がリスタートから速攻。
素早くボールを前に進めたところで、逆サイドにキックパス。苦しい時間帯ながら早い戻りを見せた木田選手やリカス選手がタックルに行きますが、相手6番にトライをねじ込まれ逆転を許します。ゴールは入らなかったものの、試合時間残り3分で1点差を追う展開となります。


前節での東芝ブレイブルーパス東京戦では、試合時間残り4分を相手に逃げ切られたスピアーズですが、この日はそうはさせません。
リスタートを敵陣深く蹴り込むと、終始続けていた早い出足のディフェンスで相手のミスキックを誘い、ファンデンヒーファー選手がカウンターアタック。


ここから6フェイズをかけて左右に振り相手のディフェンスを乱すと、リカス選手が敵陣10mライン付近でラインブレイク。ここまでだいぶ足を使ってきたリカス選手ですが最後までスピードを緩めず走り切りトライ。ゴールはポストに当たり外れるものの38対34と逆転に成功します。



逆転したいスティーラーズは、この後のリスタートを浅く蹴り込み自らボールを取りに行きますがブルブリング選手が相手と競り合ったボールをもぎ取りマイボールに。このままホーンがなるまでキープし、最後は立川選手がタッチに蹴り出しノーサイドとなりました。


惜敗が続いたなかでの4点差の勝利。
取り合いの末で勝ち切った80分。
2024年の初白星は、スピアーズにとって大きな一勝となりました。

その理由を試合後にフランヘッドコーチは
「大切な局面でひとつになれ、タフなチャレンジができた」
と語りました。

また立川選手は
「ここまで2試合僅差で負けていたので、タフな試合を勝ち切れたことはチームにとっていい収穫。ここまで大切にしてきたことは、自分たちのスタイルを信じてやり切ること」

と両者がコメントした通り、結果が伴わない場面でもチームと自分たちのラグビーを信じたことがこの勝利を生みました。特に最後のリカス選手のトライは、それを象徴するようなプレーだったかもしれません。

またこうしてひとつになれた要因にはオレンジアーミーの存在があります。

立川選手は
「これまでオレンジアーミーの声援に応えきれず悔しい場面もあったので、勝つ姿を見せることができて良かった」
と語る通り、どの場所でも応援にかけつけてくれるファンの姿はチームがひとつになって勝利に向かう大きなモチベーションに繋がっています。

次戦でも勝利の喜びを全員で共有できるよう、いい準備をして臨みます。



★現在の順位
7位(勝ち点11)

★この試合のハイライト映像や記者会見レポートは、リーグワン公式ホームページの試合情報からご確認ください↓
 https://league-one.jp/match/25582



【ピックアップ写真】


↑プレイヤーオブザマッチには、最後のトライで勝利を決めたリカス・プレトリアス選手が選出



↑この日2トライ獲得のデイン選手



↑試合開始直後からアグレッシブな働きを見せた藤原選手



↑マキシ選手は激しいタックルを見せた



↑ファンデンヒーファー選手は9本中7本を成功させてゴールキックで勝利に貢献


【次戦についてのお知らせ】

NTTリーグワン2023-24 第6節
相手:リコーブラックラムズ東京
日時:1月27日(土)13時00分キックオフ
場所:駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
観戦:チケット発売中


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  • 桐井電設工業株式会社
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