2018-19シーズン トップリーグ 第5節試合結果
18.10.06(土)13:00キックオフ
クボタスピアーズ |
リコーブラックラムズ |
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22 | 合計 | 16 | ||||||||
T | G | PG | DG | 計 | T | G | PG | DG | 計 | |
2 | 1 | 0 | 0 | 12 | 前半 | 1 | 1 | 1 | 0 | 10 |
1 | 1 | 1 | 0 | 10 | 後半 | 0 | 0 | 2 | 0 | 6 |
出場選手
# | スターティングメンバー | # | リザーブメンバー |
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1 | 北川賢吾 | 16 | 後藤満久 |
2 | 杉本博昭 | 17 | 海士広大 |
3 | 松波昭哉 | 18 | 古賀太貴 |
4 | 金昊範 | 19 | 青木祐樹 |
5 | ルアン・ボタ | 20 | バツベイシオネ |
6 | ピーター・ラピース・ラブスカフニ | 21 | 岡田一平 |
7 | 末永健雄 | 22 | バーガー・オーデンダール |
8 | ドゥエイン・フェルミューレン | 23 | 四至本侑城 |
9 | 井上大介 | ||
10 | 川向瑛 | ||
11 | 合谷和弘 | ||
12 | 立川理道 (Cap) | ||
13 | シオネ・テアウパ | ||
14 | 近藤英人 | ||
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
合谷和弘 | 1 | 5 | |||
川向瑛 | 1 | 5 | |||
ゲラード・ファンデンヒーファー | 2 | 1 | 7 | ||
青木祐樹 | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 後半22分 | 1 → 17 |
入替 | 後半22分 | 2 → 16 |
入替 | 後半22分 | 3 → 18 |
入替 | 後半22分 | 4 → 19 |
入替 | 後半35分 | 9 → 21 |
レポート
順位を争うリコーを天理で迎え撃つ
1~4節までを2勝2敗で折り返し、ホワイトカンファレンス5位で残り3戦を迎えるスピアーズ。第5節は同じくホワイトカンファレンスで3位につけているリコーブラックラムズとの対戦です。
両チームのポイント差は4点と、残りの対戦相手を考えればこの試合で勝利し4点以上を獲得することが、最終順位の分かれ道となることは確実です。
また、ブラックラムズとは毎回接戦の試合が行われ、小さなミスや反則が命取りになります。緊張感のある堅いゲームが予想されます。
また、この試合は奈良県協会とスピアーズの共同開催ということで、さまざまなイベントが行われました。
スピアーズ選手に天理出身者も多いことで、スピアーズファンの方も多く、ホーム感のある会場となりました。
↑当日は台風後の影響で猛暑日となりました。右手にはウルビードームが
↑試合記念限定Tシャツの配布には行列ができました
↑ノンメンバーが記念Tシャツを着て運営業務を手伝ってくれました。写真はリーダー会議主催募金活動
↑湿気と気温でウォーミングアップの段階から選手たちは汗だくに
↑キックオフ前イベントとしてアントキの猪木さんがパフォーマンス
序盤は苦戦するも、徐々にペースを握り、前半終了直前に逆転して後半へ
序盤から両方のエリアを行き来するエリアの取り合いが続きます。
相手陣でのリコーペナルティでPGを選択しますが、これが失敗。スピアーズ先制ならず。
そして、その後8分、ハーフウェイ付近から相手がスピアーズディフィンスのミスマッチをついて、ラインブレイク。スピアーズ選手が何人もタックルに行きますが、止めることができずに50m以上走り切られトライされてしまいます。キック成功0-7。
この後、両者ともチャンスのシーンが続きますがスコアまでには至りません。リコーはハードなディフィンスで、スピアーズに対抗し、なかなか前に出ることはできません。 しかし、それでもキックをスマートに使うことによりスピアーズは相手陣で戦おうとします。
そして22分、スピアーズがハイパントをあげると相手がファンブル。チェイスしていた川向選手がそのボールを取り、ラックを作ると立川キャプテンが素早くバイスキャプテンの杉本選手にパス。杉本選手は相手のプレッシャーがある中、テアウパ選手にクイックパス、テアウパ選手からタッチライン際で待っていた合谷選手にロングパスという流れであっという間にボールを外に運ぶと、合谷選手は外を走り切りダイビングトライ。キック失敗で5-7とします。
この日、スピアーズはオフサイドの反則を多くとられます。そのオフサイドから相手がPGを選択し、前半28分PG成功で5―10と点差が5点に。 なんとか前半のうちに点を取りたいスピアーズは前半終了間際、ゴール前マイボールスクラムのチャンスを得ます。このスクラムを安定して組むと、フェルミューレン選手が持ち出し、ゲインを切ります。相手がスクラムからディフィンスライン作る前に、このラックから井上選手がボールを素早くラピース選手にパスをすると、そこからボタ選手⇒川向選手と繋ぎ、トライ。キック成功で12-10と逆転し、折り返しとなります。
運動量で勝るスピアーズ、交代選手がしっかり締めて大きな白星を獲る
後半は互いに譲らない展開になりますが、激しい肉弾戦と暑い気候もあってか相手選手の動きはよくありません。スピアーズは前半と変わりないパフォーマンスで、点数こそは動かないもののスピアーズが優勢に試合を進めます。
後半14分、敵陣10m付近でPG成功15-10。
後半20分過ぎに、スピアーズは消耗の激しいフロントファイブの選手4名を交替します。
リコーもPGによって差を縮め15-13と2点差に迫りますが、その直後の後半26分ゴール前でのスピアーズボールスクラム。
スクラムからすぐにボールアウトすると、左サイドでボールをもらった川向選手が一人かわしラックを作ります。そのまま順目に展開すると思わせたところ、交代直後の青木選手が相手の意表を突き、逆サイドに走り込み、突破。そのまま飛び込みトライとします。
22-13。
その後28分、リコーはPGで22-16と差を縮めますが、スピアーズは敵陣で戦い、ディフィンスでプレッシャーをかけることで、相手のミスを誘い、この差を守り切ります。最後はスクラムからのアタックをフォワードでキープするとタッチに蹴りだし、ノーサイドとなりました。
↑ボールキャリアだけでなくキック処理でも活躍したフェルミューレン選手
↑相手ラインアウトにプレッシャーをかけ続けたキム選手
↑この日12番での出場の立川キャプテン。攻守に渡り活躍を見せました
↑ボールキャリアの回数も多いボタ選手。セットプレー以外でも魅せます
↑岡田選手とテアウパ選手のタックル。スピアーズはダブルタックルで相手を止め続けました
【フラン・ルディケヘッドコーチのコメント】
「相手のプレッシャーのもと、我々の形で勝つことができたと思います。キャプテンをはじめ80分間やりきったことに感謝したいです。リコーは安定した強いチームです。特にフォワードとキッキングゲームで勝つこと重要視して戦いました。選手たちはいい判断をして、非常にスマートにプレーできていたと思います。」
【立川理道キャプテンコメント】
「この試合は勝ちに拘って準備してきたので、勝利できてよかったです。大切な時間帯でスコアできたこと、80分間通して相手にプレッシャーをかけ続けたことが勝因だったと思います。地元天理での試合でしたが、たくさんの観客の方々が会場に来てくれたおかげでとても盛り上がりました。応援ありがとうございました。」
【マンオブザマッチに選ばれたフェルミューレン選手コメント】
「非常に素晴らしい勝利でした。強いチームであるリコーに勝てたことはチームにとって大きなことです。これからの試合もありますが、今日の試合と同じように気を抜かず緊張感を持って臨みたいと思います。」
【この試合が初スタートメンバーとなった川向選手コメント】
初スタメンは緊張しましたか?
「緊張よりもワクワク感のほうが大きかったです。試合前の気候は厳しいものでしたが、早く試合したくてワクワクしていました。また、ハルさん(立川キャプテン)が12番にいることで、たくさんコミュニケーションをとってくれるのでプレー中に緊張は感じず、のびのびとプレーできました。」
ボールキャリアーなどの川向選手らしいいいプレーがいくつもあったと思いますが、振り返ってみてどうでしたか?
「トライも取ることができ、ボールキャリーとしてもいいパフォーマンスはできましたが、中盤で自分がやりたいゲーム運びができなかったことが課題です。タックルは大さん(井上選手)からも言われたいたので、気持ちでタックルに入りました。」
今後の課題は?
「今日の反省でもありますが、キックの精度だと思います。頑張ります!」
※試合写真は公式Facebookにも、多数掲載しております。