2018-19シーズン トップリーグ CUP戦 第2節試合結果
18.11.17(土)13:00キックオフ
クボタスピアーズ |
神戸製鋼コベルコスティーラーズ |
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24 | 合計 | 22 | ||||||||
T | G | PG | DG | 計 | T | G | PG | DG | 計 | |
1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 前半 | 3 | 2 | 0 | 0 | 19 |
3 | 2 | 0 | 0 | 19 | 後半 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
出場選手
# | スターティングメンバー | # | リザーブメンバー |
---|---|---|---|
1 | 海士広大 | 16 | 大熊克哉 |
2 | 杉本博昭 | 17 | 北川賢吾 |
3 | 松波昭哉 | 18 | 古賀太貴 |
4 | ジャン・ドロースト | 19 | 青木祐樹 |
5 | ルアン・ボタ | 20 | 四至本侑城 |
6 | ピーター・ラピース・ラブスカフニ | 21 | 岡田一平 |
7 | 末永健雄 | 22 | 桑江健一郎 |
8 | バツベイシオネ | 23 | 近藤英人 |
9 | 井上大介 | ||
10 | 川向瑛 | ||
11 | 合谷和弘 | ||
12 | 立川理道 (Cap) | ||
13 | 高橋拓朗 | ||
14 | 伊藤有司 | ||
15 | ゲラード・ファンデンヒーファー |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
---|---|---|---|---|---|
末永健雄 | 1 | 5 | |||
バツベイシオネ | 1 | 5 | |||
立川理道 | 1 | 5 | |||
ゲラード・ファンデンヒーファー | 2 | 4 | |||
川向瑛 | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
交替 | 前半14分 | 5 → 19 |
入替 | 後半15分 | 1 → 17 |
交替 | 後半16分 | 13 → 22 |
入替 | 後半32分 | 14 → 23 |
入替 | 後半34分 | 9 → 21 |
レポート
強豪神戸製鋼と対戦!クボタはメンバーを一新
試合メンバーを一新し、レッドカンファレンス一位の神戸製鋼に挑むスピアーズ。
神戸製鋼はレッドカンファレンス一位だけでなく、前回の両カンファレンス1位同士の対決であるヤマハとの試合を大差で破る実力を見せた、今季もっとも勢いのあるチームです。今シーズンはカップ戦含めて無敗と勢いにのる相手に対し、スピアーズは外国人プロ選手を含めた、レギュラーシーズンを戦ってきたメンバーで挑みます。
前半で勝負は決まった!?開始直後の2トライ献上と主力消失で暗雲立ち込める
スピアーズは開始直後から相手の勢いに劣勢となります。 キックオフ直後の相手ボールラインアウト、一度バックスでタテをついたところ逆目に折り返し、昨年度までスピアーズに在籍していた相手チーム、ハッティング選手が抜け出し独走。そのまま止めきれずトライ。キック成功で開始一分で0-7と先制されます。
その後、ペナルティからゴール前に迫られ、ラインアウトからモール。それを押し込まれ最後は近場をピックゴーでトライ。キック不成功0―12
開始5分でスピアーズは12点のビハインドとなります。
また、それだけでなく14分にはここまでレギュラーシーズン全試合をほぼフル出場し、ラインアウトの主軸にもなっていたボタ選手が負傷退場。
18分には、立川キャプテンが相手を空中でタックルしたとしてシンビン。
主力を失う不利な状況が続きます。
しかし、スピアーズはこの不利な状況から我慢強く攻め続け相手陣で試合を展開します。
そして25分、ゴール前ラインアウトを押し込むと末永選手トライ。5-12
しかし、その直後またトライを取られ5-19となります。
その点差のまま前半が終了し、スピアーズは14点差で折り返しとなります。
粘り強く攻めるスピアーズ。ラスト10分で逆転し、最後までもつれる展開に!
ハーフタイムでしっかりと修正していきたスピアーズは後半立ち上がり仕掛けます。 後半6分、ゴール前で安定したスクラムを組むとショートサイドで待っていた伊藤選手にパス。タックルを受けながらも井上選手に繋ぎ、ギリギリのオフロードパスをナンバー8バツベイにパス。バツベイ選手はボールを受け取ると、そのままインゴールに飛び込みトライ。
そして11分、中盤からオフロードを連続でつなぎゴール前まで。そこから立川キャプテンが4人をステップで抜きトライ。キック成功で17-19と後半開始10分で2点差まで迫ります。
ここから会場の雰囲気はスピアーズのムード。逆転への期待が膨らみます。
後半19分、敵陣ゴール前のスクラムをスピアーズは押し込むと相手はペナルティ。
いい位置でのPGのチャンスを得ます。もちろんゴールを選択し、逆転を狙いますが、残念ながらゲラード選手キック不成功。
このチャンスを失ったスピアーズは26分、神戸製鋼にPGを決められ17-22と差が再び広がります。
しかし、この後のリスタートからスピアーズは敵陣でプレー。相手ゴール前まで迫りプレッシャーを掛けます。
ゴール前で相手がキックしたボールを合谷選手が体を張ったナイスセーブで、敵陣マイボールラックとすると、井上選手が相手ディフィンスの裏をかき、ディフィンスの裏に落とすショートキックを上げると、川向選手がそれに反応。ノーバウンドでキャッチすると相手ディフィンスに倒されながらも手を伸ばしそのままトライ。キック成功で24-22と残り10分で遂に逆転します。
ここから相手はスピアーズに対し、猛攻を仕掛けます。その攻撃は試合終了ラスト1プレーのホーンが鳴ってもなお続きます。
スピアーズは必死に守りますが、ゴール前でペナルティーを犯し、相手にPGのチャンスを与えます。これを決められれば逆転されノーサイドです。位置はほぼ正面。会場のスピアーズファンも肩を落とします。
しかし、なんとこのキックがポールにあたり不成功。跳ね返りのボールを競り合いますが、相手ボール。
再度激しくディフィンスをするとボールを取り返し、タッチに蹴りだしノーサイド。44分の激闘を制しました。
【フラン・ルディケヘッドコーチのコメント】
「まさにこれぞラグビーというような試合でした。前半の仕上がりは良くありませんでしたが、後半立て直した選手たちには感動しました。選手たちのワークレートが決め手となると予想していましたが、その通りとなりました。後半の選手たちの頑張りがこの結果を生みました。この3年間行ってきたプロセスが生んだ結果だと思います。」
【立川キャプテンコメント】
「自分自身もシンビンになり、完璧な結果とはいえないが、ラグビーとはそういうものだと思います。そのなかでもハーフタイムにしっかり修正し立て直し勝つことができたのは良かったと思います。まさにクボタウェイを実践できたと思います。しかし、私たちはまだなにひとつ成し遂げてはいません。これからもプロセスを信じて+1+1と積み上げていきたいと思います。」
※試合写真は公式Facebookにも、多数掲載しております。