順位決定戦2回戦試合結果
18.12.08(土)13:30キックオフ
クボタスピアーズ |
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス |
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13 | 合計 | 36 | ||||||||
T | G | PG | DG | 計 | T | G | PG | DG | 計 | |
1 | 0 | 1 | 0 | 8 | 前半 | 2 | 2 | 0 | 0 | 14 |
1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 後半 | 3 | 2 | 1 | 0 | 22 |
出場選手
# | スターティングメンバー | # | リザーブメンバー |
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1 | 海士広大 | 16 | 大熊克哉 |
2 | 杉本博昭 | 17 | 羅官榮 |
3 | 松波昭哉 | 18 | 古賀太貴 |
4 | 金昊範 | 19 | 青木祐樹 |
5 | ルアン・ボタ | 20 | バツベイシオネ |
6 | ピーター・ ラピース・ラブスカフニ |
21 | 岡田一平 |
7 | 末永健雄 | 22 | シオネ・テアウパ |
8 | ドゥエイン・ フェルミューレン |
23 | 近藤英人 |
9 | 井上大介 | ||
10 | 川向瑛 | ||
11 | 合谷和弘 | ||
12 | 立川理道 (Cap) | ||
13 | バーガー・ オーデンダール |
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14 | 伊藤有司 | ||
15 | ゲラード・ ファンデンヒーファー |
個人得点
氏名 | T | G | PG | DG | 計 |
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バーガー・オーデンダール | 1 | 5 | |||
ゲラード・ファンデンヒーファー | 1 | 3 | |||
川向 瑛 | 1 | 5 |
入替・交替
種類 | 時間 | 背番号 |
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入替 | 後半0分 | 8 → 20 |
入替 | 後半29分 | 1 → 17 |
入替 | 後半29分 | 3 → 18 |
レポート
順位決定2回戦は千葉ダービーに!今季目標のために必勝のゲームがキックオフ!!
前回のサントリー戦では、負けはしたものの最後までひた向きに戦い続けたスピアーズ。
その戦いぶりは、ファンならずとも見る人に感動を与えるものでした。
試合後の選手の出し切った姿、そして悔しそうな表情を見れば、いかに選手たちが勝利を手にしたかったかがわかります。
試合後のフランヘッドコーチのコメントでも、戦い抜いた選手たちに敬意を払い、労いながらも「我々がほしいものは勝利だ!」と力強く述べました。
その信念は今節でも同じです。チームもファンもすべての人が望む、勝利のためにチーム一丸となってこの試合に挑みます。
相手は同じ千葉県所属のNTTコミュニケーションズシャイニングアークス。この一戦は千葉ダービーとなりました。つい一か月前にもNTTコムとは練習試合をしたばかりで、その時は17-31で敗れています。
今季の目標であるトップリーグ6位以上を目指して、負けられない戦いがキックオフしました。
課題の立ち上がりは悪くも、バーガー選手のトライなどで6点差で折り返す
スピアーズはこの数節、前半の立ち上がりが良くありません。
今回もその課題は修正されず、前半2分に早速トライを許します。
前半10分まで互いにキックを使った、エリアの取り合いが続きますが、ややNTTコムの優勢。しかし前半13分、中盤でのディフィンスで伊藤選手がタックルでプレッシャーをかけたところ、次フェイズで相手パスをバーガー選手がインターセプトし、50mを走り切りトライ!ゴール不成功で 5-7と追いつきます。
しかし、その後スピアーズはラインアウトで2本のターンオーバーを許すなど、セットプレーで苦しみます。21分にもラインアウトターンオーバーから相手に攻め込まれ、自陣でペナルティを犯し、ペナルティーゴールを狙われます。
しかし、それでもスピアーズはラインアウトディフィンスで奮闘。
相手ラインアウトをターンオーバーすると海士選手のゲインもあり、敵陣ゴール前まで攻め込みます。
この敵陣ゴール前スクラムのチャンスで、相手が蹴ったボールからカウンターすると、相手ディフィンスのプレッシャーを受け、ターンオーバー。そこからキックによりゴール前まで攻め込まれたところ、左右に展開されトライされます。(前半27分 5-14)
その後、ゲラード・ファンデンヒーファー選手のペナルティーゴール成功で8-14としたところで前半が終了します。
スピアーズはペナルティやセットプレーのミスなどによりリズムをつかめず、相手ディフェンスのプレッシャーを受けてしまった前半となりました。
しかし、これまでのスピアーズであれば後半修正し、逆転することが可能です。これまでもそうしたゲームをいくつも見せてきました。
後半の立ち上がりはスピアーズペースになるも、勝負の時間帯に2トライ奪われ波に乗れず
後半の立ち上がり、キックを有効に使うことで、前半より優先な試合展開となります。立ち上がりの10分はほぼ敵陣でプレーします。
後半11分には、ゴール前10m付近での相手ペナルティから井上選手がすぐにリスタートすると一気にゴール前まで、攻め混み川向選手がインゴールに飛び込みます。ゴール不成功となりますが、13-14と相手を一点差まで追い詰めます。
また、このトライ前のペナルティにより相手の中心選手である8番の選手がシンビン、試合時間が残り30分にして、スピアーズにとって有利な展開となります。
この時間帯に逆転し、ペースを掴みたいところです。
しかし、その後のリスタートをタッチに出されると、その後のラインアウトからトライ(13-19)
21分にもスピアーズのドロップアウトから、うまく自陣から脱出することができずターンオーバーされトライを献上(13-26)と、チャンスと思われた相手シンビン時間帯に2トライを奪われ、逆にNTTコムが完全にペースを握ります。
その後もこれまで互角だったスクラムでペナルティを犯し、ゴールを決められます(13-29)最後はディフィンスで前に出たところを逆に突破され、40m走り切られトライ。
ゴール成功で13-36でノーサイドとなりました。
【フラン・ルディケヘッドコーチのコメント】
「今日の試合は私たちのスタンダードではありませんでした。相手にプレッシャーをかけることもできませんでしたし、私たちのしたいラグビーをすることができませんでした。相手は素晴らしいゲームをしたと思います。
私たちの強みであるキッキングゲームとボールを継続して攻撃することができませんでした。あと、1試合残っています。今シーズンのいい流れを再び引き戻せるように、いいゲームをして勝ちたいと思います。大切なことは、今日の結果を受け入れ、応援してくれる皆さんに対して、これまでの強いスピアーズを見せることです。」
【立川キャプテンコメント】
「この試合は、互いにトップ4を逃して、メンタルが試される難しいゲームだったと思いますが、相手は自分たちの強みを出せたのに対し、私たちはゲーム中で修正することができず、この結果となりました。
また、後半10分からの勝負の分かれ目となる時間帯で相手にペースを取られたことが敗因のひとつでもあると思います。
私たちは下を向く暇はありません。やるべきことはたくさんあります。最後の試合で勝って終わることができるように前を向いて、チーム全員で取り組んで行きたいと思います。」
※試合写真は公式Facebookにも、多数掲載しております。