松波 昭哉 選手
年齢 | 33歳 |
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ポジション | プロップ |
在籍 | 10シーズン(2015~) |
デビュー戦 | スピアーズデビュー戦 2015年9月5日 神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦(ヤンマースタジアム長居) トップリーグ初Cap 2015年11月14日 東芝ブレイブルーパス戦(秩父宮ラグビー場) |
スピアーズCap | 74 cap |
※Cap・・・公式戦試合出場数
2017年1月、雨中の神戸製鋼コベルコスティーラーズ(当時のチーム名)。松波選手は当時2年目、フランヘッドコーチ初年度のこの試合で、スピアーズはスティーラーズに23対16で勝利しました。試合後のバスでは喜びに溢れるチームメイトのなか、一言も話さず歯を食いしばる松波選手がいました。自分のプレーに納得がいかないわけではありません。松波選手はタイトヘッドプロップとして交替せずに80分間プレーし、このアップセットとも言える勝利に貢献しました。歯を食いしばる理由は、痛みに耐えていたからです。
大きな体が生む力強いスクラムで活躍した松波選手ですが、そのパフォーマンスの代償とも言える怪我に苦しむ現役生活でもありました。大型化が進むフォワード戦において第1列にかかる体への負担は大きく、特に松波選手はその重さを直接受ける首や肩の怪我が絶えませんでした。それでもチームのためにスクラムを組み、試合の翌日には痛みと共に社業に向かい、週末にはまた試合に臨む。スピアーズの成長は、こうした柱のようにチームを支える選手なくしてはありません。
入団年から公式戦に出場し続けた松波選手は、まさに「縁の下の力持ち」という言葉がぴったりな選手です。目立ちはせずとも、チームにとって本当に必要な仕事を着実に行い、現在リーグ屈指の強さを誇るスピアーズのセットプレーの成長に尽力しました。
そんな松波選手から、ファンの皆様に向けたコメントをいただいています。ぜひご覧ください。
①スピアーズ在籍中の最も印象に残る試合やエピソードを教えてください。
2022-23年シーズンの開幕戦(vs東京サントリーサンゴリアス戦)です。18年ぶりの勝利と開幕戦白星発進で、結果としては優勝したシーズンになりました。チームとして最高のスタートが切れたと思いますし、個人的にも今までサンゴリアスに勝利したことが無かったので、やっと勝てたという達成感と今年は行けるぞと実感したことが印象に残る試合です。
↑2022年12月18日NTTジャパンラグビーリーグワン2022-23 第1節 東京サントリーサンゴリアス戦
②スピアーズのファンに向けてメッセージをお願いします。
いつも熱い応援ありがとうございます!スピアーズで10年間プレーさせてもらいましたが、勝った試合も負けた試合もどんな時でも変わらず熱い声援を送って頂いたオレンジアーミーには感謝しかありません!10年間スピアーズで続けられたのも、入団してからチームがどんどん強くなっていったのもオレンジアーミーの応援のおかげです。ありがとうございました。
チームは退団しますが、これからはオレンジアーミーの一員としてチームを応援していきますので、一緒にスピアーズを盛り上げていきましょう!
試合会場でお会いしましょう!
【松波選手の活躍】
↑リーグワン公式戦の最後の試合はNTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 第6節リコーブラックラムズ東京戦
↑THE CROSS-BORDER RUGBY 2024ギャラガー・チーフス戦では先発出場
↑スピアーズラストマッチとなった浦安D-Rocks戦
松波選手のチームへの貢献に感謝し、次のステージでの活躍を期待しています。ありがとうございました。
【松波選手関係記事】